キューブハウス美術学院
F30号キャンバス
- 風景画の描き始め。鉛筆で下地輪郭線を軽く描いた後、豚毛の固い筆で擦り込むように描き始めた。ペインティングオイルを溶き油として使用。巧ければ重ね塗りしなくとも仕上げる事はできる。しかし、油彩画の醍醐味は、水彩画ではできないマチエルのねっとりした厚さにある。それをどのように表現すべきか。
- この風景画の場合は建物の形を正確に描かなければならないので、通常より面倒な個所がある。それを丁寧に観察しながら空間を描き出す。風景画を描く時に注意しなければならないのは、建物などの縦の線がキャンバスの縦枠と平行にする事で、この絵の場合は少し右側へ全体が傾いている。それを修正しなければならなかった。
- 建物の明暗の色が別々のため、この状態では人工物としての手ごたえが出ていない。明部と暗部の色を手前の樹木の明暗と同じにすれば、建物としての固さが出るのでペインティングナイフも併用すべき。
F15号 静物画 油彩 F4号 油瓶とスチール缶 油彩
油彩画/アクリルガッシュ:佐藤淳平作品集1990~2015
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